HSPの庭 ーGarden for HSP- 

HSPらしい生き方の1サンプルとして。自分がHighly Sensitive Person (ひといちばい繊細な人)だとわかった。さて、それから?を考えていくブログです。気質としての感受性、繊細さ、共感力などをさっさと受け入れてもっとラクに生きていこう。

年末年始の営業のお知らせ

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こんにちは。リエコです。

 

そろそろ冬至ですね。

なんとはなしに陰が極まってきているな~という感じがしますが、

日の短さと寒さのピークががずれていることが救いですね!

反転して日が長くなりはじめるまで、あとちょっと!

 

お知らせ

さて、BASEに出店中の「HSPの庭」メール相談

年末年始営業のお知らせです。

年内は12月25日までのご購入で〆切りとさせていただきます。

残り1枠です。

新年は1月9日(火)からの開始とします。

 

メール相談 振り返り

最初のクライアント様とメールのやりとりをさせてもらって

改めてわかったことですが、

メール相談は「自分のことを文章で書く」のが

好きな方対象だと、私がより一層お役に立てます。

 

整理してある必要はありません。

整理したり、見方を変えるヒントを探すのが

私のお手伝い内容です。

 

あまりご自身を語らない方の場合、私からの質問が追加となります。

メールで語ってくださることが、私にとってのその方のストーリー全て

になるからです。

 

メール2往復で何ができるの@@と疑われる向きもあるかと

思いますが、間に7日間から10日間とることで、

クライアント様が納得できるスピードで内面の整理ができます。

そもそも、最初にいくつかの質問に

お答えいただくだけでも方向性がつかめる方もいるでしょう。

 

ご自身がHSPであると気付いた方のSNSやブログを日々拝見していると、

「自分で体験してみる」「何事も自分で納得したことを取り入れる」

という慎重で実直な姿勢の方が多いように思います。

 

まさに、これぞHSPですよね。

 

もともとHSPが相談役タイプであることを考えれば、

自分で自分のカウンセリングができる方が多くて当然かなと思います。

そういった方には、第3者の視点を借りて内省を多角的にする点に

意味があるのかもしれませんね。

 

HSPとわかってからまだもやもやしてるわ~

HSPはこうしたらいいみたいのが自分の場合にはどう当てはまるのか

一緒に考えてほしいな~という方、

 

ご利用お待ちしております^^

 

お店こちらです。

HSP の 庭 -Garden for HSP-

 

 

 

できるだけそーっと暮らしていようとしても、

どうしても忘年会などのお誘いが増えるこの季節、

皆様どうぞお身体お大事にお過ごしください。

HSPが見る海外ドラマ 「エンデバー」

こんばんは。リエコです。

 

今週は寒い日が続きますね。

みなさん暖かくしてお過ごしでしょうか?

 

 

気分がもう年末年始モードになってきていて

正直、ブログを書くのも気もそぞろです。

今回は軽めに好きなドラマのことなど書いてみました。

 

 

自分の感性全開にしてさぁたっぷり味わおうか~、という対象は、

ここ数年は映像作品が多いです。洋画と洋ドラマ。

 

 

わたしのTV事情

 

数年前、地震でTVが落ち液晶画面が割れたのをきっかけに、

私はTVを持つことを止めました。以来、日本のTV放送は見ていません。

買え買えとサブリミナルで刷り込まれるCMや

笑いを強制される雰囲気が苦手で~^^; 

これがなくなるだけでも、生活は静かになりますね。 

 

ただ、人間観察ができるドラマ鑑賞は大好きだし、外国、

特に英国の雰囲気全般になんともいえない好ましさを覚えるので、

もっぱらNetflixやHuluを利用してあれこれ見ています。

ドラマは直接人の念みたいなものを受ける必要がない分、気楽なのですよね。

 

蛇足ですが、NetflixやHuluはひと月単位で加入・解約が簡単にできます。

好きなものだけ見てやめちゃうというのアリです。

どちらも無料お試し期間があります。

 

Endeavour

今年もいろいろよいのがありましたが、夏頃はまっていたのが

英国 itv 発のEndeavour (邦題「新米刑事モース~オックスフォード事件簿~」です。

邦題長っ! 

 

これは、コリン・デクスターの英国ミステリー小説「警部モース」シリーズの

主人公モースの若かりし頃のドラマ化作品です。

エンデバー」はモースのファーストネームです。小説の中でもモースの

ファーストネームはEというイニシャルしかわからず、なんと13作目にして

やっと明かされて英国のニュースになった!くらい特別な Endeavour ですが、

邦題はそこをあっさり捨てましたね。

 

Netflixではシーズン2まで日本語字幕付きで公開されています。

(シーズン3、4はスペイン語字幕ならどこかで見つかるかも…^^:)

各シーズン4話ずつとエピソードは少な目ですが

一話一話が珠玉の短編映画みたい、ストーリー凝ってる。

音楽もいい。とにかくロケーションがきれい!カメラワークすごい好き。

シーズン5早く見たい。

 

 

モースのここがHSPっぽい

 

英米モノにはたいてい風変わりな、人とは一風違ったキャラクターが

登場して主役を張ってるか脇役に1人はいたりするのですが、

その特徴がいわゆる発達障害に寄せていたり、何かの特性を

誇張していたりすることがあります。「アンという名の少女」

「The BRIDGE」(どちらもNetflix) もそうです。

 

ものすごーく偏った私の主観では、若きエンデバー・モースはHSPです。

 

どこがHSPぽいって、

 

・手がかりや不自然なところなど、細かいところによく気がつく。

  物事の道筋が見える。

・ゆえに仕事できるんだけど説明しないから周りから煙たがられる。

・同僚との雑談が苦手。サッカーのワールドカップで皆が盛り上がっていても

 ついていく気なし。自分では話をうまく合わせたつもりでも空振り。

・一日の癒しは酒とオペラ

・仕事のことが頭から離れず残業や持ち帰り仕事多し。

・読書家。本の多い彼の部屋を見た女性は彼の職業は「教師?」と思う

・非常にショッキングな体験をしたあと、一人で湖畔の小屋に侘び住まい。なかなか立

 ち直れない面も。

・正義感・道徳心強い。上司の捜査の行き過ぎも見逃せず衝突。

 長いものに巻かれないので組織で孤立。

・それぞれの事情や心情を深く理解し無駄な説得などをしないため、

 誤解されたり薄情だと思われたり、損な役回り。

 

事件の起きる前線に居続けるのはHSS的ですね。

 

理解ある上司の存在

 

 

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周囲と協調しないために職場で孤立しがち、どころか敵を作りまくり、

そのせいで昇任試験をことごとく落とされるという不遇な下積み時代を

送るモース。集団での浮き具合とか見ていて身につまされるわ^^;

という部分もありますが、

特筆すべきは上司・警部補サーズディ(画像右)との関係です。

 

モースの実の父親は、悪気はないのでしょうが、息子の職業を否定していたり、

あまりうまくいっていないようです。

 

その分余計にサーズディとの疑似父子関係がジーンと来ます。

モースが別の署から捜査応援で来た時に「コイツ切れる」と

見抜いてから引き立てが始まります。公私ともになにくれとなく気にかけ、

モースに好意的でなかった署長・ブライト警視正との間にも立って

うまく取り持ってやる。

 

世渡り上手ではないタイプには、理解ある上司の存在は不可欠だよなぁと思います。

サーズディはモースにとってのメンターでもあるようです。

 

シーズンが進むにつれ、ブライト警視正もモースの観察眼や

推理の鋭さに一目置いて、有能な部下として受け入れていきますが、

最初はだいぶ煙たがっていました。

 

能力が凸凹している部下にとって、理解ある中間管理職って大事ですね…!

 

一向に昇任できないモースがふてくされた時に(たしかシーズン3か4)

サーズディがめっちゃいいこと言うんですが、書けるほどには正確に

覚えてないんですよね^^;(こんなんばっか)、海外ドラマ好きな方は

ぜひ Endeavourみて、そのうち巡り合ってシビレて下さいませ。

 

 

 

 同類はわかる

 

シーズン2エピソード2「ノクターン」では、モースが捜査のために女子寄宿学校を訪れるシーンがあります。

 

 

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上の画像は、珍しい来訪者を好奇と不信の目でじっと目で追う生徒たち。

こどもと大人の間の、触れれば切れるような少女の感性が

生々しく詰め込まれているシーンですんごい好きですけど、

一人ずつの事情聴取シーンもみんな個性が違っていて面白いです。

 

そんな中、モースは一人の生徒と心を通わせます。その子だけ、

どんな人がどこにいて何をしていたかを克明に記憶していました。

その語り方がいかにも繊細で、この子もHSPだな、と思いましたよ。

 

音に敏感で夢見がちなところがあって自動的に観察してしまう子。

 

モースは “You notice things, “ (細かいことに気がつくんだね(拙訳))と指摘します。

 

それまでこどもっぽい感想や必要以上に大人びて見せようとする少女たちの対応に

少々疲れてきた?ようなモースがハッとした瞬間の表情の良さよ…!

そこにすかさず音楽が入ってくるのもすごい。

始まって8分くらいのところです(笑)。

 

自分にも似た観察眼を持つ子が、他の生徒にウザがられるからといって、

なるべくその特性を発揮しないようにしている、というその子を

取り巻く日常的な窮屈さまでモースが察知するわたし的名シーン。

 

ラストシーンまで基調になるこの子とモースの交流は

ほんとにHSPっぽいのでおススメ~。

 

それから、英国庭園が随所に出てくるのも嬉しいところ。

シーズン3の3 Prey では伝統的な刈込の迷路のほか、

ジギタリスの庭が見られます。ジギタリスメインで植えるって思い切った植栽です…。

(冬には何もなくなりますからね)

お庭好きな人はそんなところもお楽しみください^^ 

 

ほかにも非HSP代表みたいな元部下(後に階級を追い越される)との

ちぐはぐなやりとりとか、

サーズディが奥さんに持たされるサンドイッチのメニューとか

エンディングテーマのよさとか

語りたいところはわんさかあるのですが、自重します。

…エンディングテーマのリンクだけ貼っておこう。

www.youtube.com

 

 

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常々、うまい役者さんはその役のスピリットを降ろすシャーマンみたいな存在だと思っているのですが、

ショーン・エヴァンズもそのひとりでしょうね。モースにとても真実味があります。

 

くどいようだけど早くシーズン5来ないかな~

 

今回も趣味に走った記事に最後までお付き合いいただき、

ありがとうございました!

リブログ:HSPのアンケート調査

こんにちは。リエコです。

 

5日前にTwitterで見かけた「HSPのアンケート調査」について
リブログします。

 

呼びかけ人は、ご自身もHSPの苑田純子さん&研究チームのことです。

 

苑田さんは「敏感すぎて困っている自分の対処法」などの本を出版されており、
広島大学と共同研究を始めることになっていらっしゃるそうです。

 

苑田純子さんブログ:HSPもエンパスも、もっと楽に生きられる(^^)

 

ameblo.jp

日本におけるHSP研究が進みそうで楽しみですね!
ご著書も読みたくなりました。


アンケートは
46個の質問に選択式で答えるもので、
私は10分くらいで終わりました。

 

ちなみに、「最後に自由記入欄がありますので、
結果のご報告レポートをご希望の方は、
メールアドレスをご記入ください。」とのことです。

 

ぎゃふー。私も記入しておけばよかった~。

 

アンケート回収は約1か月半をご予定

とあるので
2018年1月半ばまでOKということでしょうか。

 

12月6日時点で回答最低ラインの100件は
超えたそうです、
データは多い方がいいですよね。

 

まだの方は是非どうぞ!

 

アンケート調査票

docs.google.com

 

アンケートを拡散して下さったユイツムギさんのブログはこちら:

hsp-smileさんのブログ:HSPでも日々笑顔

 

hsp-smile.hatenablog.com


つくづく、HSPには「もっとラクに!」がキーワードだな~と思う日々です^^

ではまた。

HSPとミラーニューロン①

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こんにちは。リエコです。

曇天や雨、満月の影響で低空飛行気味のHSPさんが

多いのではないでしょうか。

これはこれでいいですが、すかっとした高気圧が待ち遠しいですね。

 

ブログリンク: にしだり子さん「敏感だけど生きてます」

 

今回はHSPミラーニューロンについて常々思う事などを書こうと思います。

 

2,3日前、読者にならせてもらっている 

にしだり子さん が、ブログ「敏感だけど生きてます」で

HSPあるある?④」として取り上げられ、

ご自身の体験を交えながらこのテーマをわかりやすく

漫画で紹介されていました。

 

nishidarico.hatenablog.com

いつかミラーニューロン周辺のことを書こうと思っていたのが、

よいタイミングで触発されました!

(こうして連鎖反応的に記事にしたい!と思うこと自体、

ミラーニューロンの働きだったりして~?)

 

にしだり子さんの絵柄はかわいくて親しみやすいです^^

ほんとに「あるある」ですよね。

これからも読ませてくださいね!

 

 

ミラーニューロンとは

 

HSPは脳の神経機能に特徴がありますが、ミラーニューロン

よく働くのもその一つだそうです。

 

ミラーニューロンとは、脳内にある神経細胞のひとつで、

ほかの人の行動を見ると、あたかも自分が同じ行動をしたときと

同じように、活性化するものです。

ただし、サルの研究での発見であり、

ニンゲンの脳でのミラーニューロンの解明はまだ待たれるようです。

 

HSPミラーニューロン

 

このような保留はあるものの、長沼先生のHSPシンポジウム資料でも

言及があるし、HSP提唱者のエレイン・N・アーロン博士も

数年前の講演で説明しているので

今のところはこの路線で話を進めてもよさそうです。

 

参考リンク:HSPシンポジウム(2017年9月23日)資料

「長沼文庫」アイコン→③HSPシンポジウム→スライド14枚目

ようこそ!こちらはとかちむつみのクリニックです。

 

アーロン博士の講演動画はこちら:(Part3まであります)

Elaine Aron A Talk on High Sensitivity Part 1 of 3 : Research

 

www.youtube.com

ん~文字おこしは何か所かわからないところがありました。大筋には

関係ないのでお目こぼし下さいませ m(_ _)m

 

HSPミラーニューロンについては 18’50”~19’53”のあたりです。

この直前の部分ではざっくり、

「HSはネガティブにもポジティブにも反応するのだけれど、

ネガティブなことに多く反応する。それは生き残るために必要なことだった、

HSはニュートラルな表情よりも悲しみや嬉しそうな表情に、

とりわけパートナーの悲しみや喜びの表情により強く反応する」等

と話されていて、興味深いです。

 

聞き取りに自信ないところは???にしています。スペルミスもあるかも。

ごめんなさい~。

 

“…. But the most interesting thing was where they found the activation.

And something was discovered only about twenty years ago

called “mirror neurons".

I don't know if  you heard mirror neurons,  but some of you have,

have been in a school recently? Mirror neurons are part of the brains

that was first discovered in the monkeys work. If someone kicks a ball,

your brain fires as if you had kicked the ball and if someone says “kick”,

the same neuron fires.

If you hear ???? kicks the ball, your neuron fires.

Fortunately, there is another part of brain says “uh-uh, that was not you,

that was somebody else”.

But these mirror neuron is what gives us empathy

what allows us to read people’s minds, and to predict

what people are going to do, to allow us to trick people,

among other things, ( I mean ) empathy is useful for many things.

But among other things, it is good for making people feel better.

Sensitive people have more empathy and have more activation

of mirror neurons.(So, I was teaching across….)"

 

「興味深いのは、その(パートナーの悲しみや喜びの表情に対する)

反応がどこに見られるのかということです。それは20年ほど前に

発見されたミラーニューロンと呼ばれるものです。(略) 

ミラーニューロンは脳の一部で、サルを使った研究で最初に

発見されたものです。もし誰かがボールを蹴ると、

まるであなたがそうしたように脳が反応します。

誰かが「蹴る」と言っても、同じ神経が活発になるのです。(略)

幸い、別の働きをする脳の部分が「いやいや、それは自分の(体験)

ではないよ、別の人のだよ!」と教えてくれます。

ミラーニューロンが私たちに「共感」をもたらし、

とりわけ、人の心を読んだり、人が何をしようとしているのか予想したり、

人をひっかけたりすることを可能にします。共感というのは

いろいろなことに使えるのです。中でも、他の人たちを気分よくさせるのに

役立ちます。

繊細な人たちは、人よりもミラーニューロンの反応が多く、

人よりも多く共感を経験するのです。」

                                                            (拙訳)

 

感情移入も、行動が同期してしまうのも、ミラーニューロンのしわざ~!

脳の配線がもともと他者の感情を読み取りやすくなっているのですね。

 

基本スペックの違い。

 

そうとわかれば、この働き者のミラーニューロン

うまく付き合いたいですね。 

 

私は、「いやいや、それはほかの人のものだよ!」と教えてくれる

「もう一つの」脳の仕組みの方を詳しく知りたいです。

HSPは自律的に自他の区別をつけられる部分を鍛えたいですよね? 

早く解明されるといいな~。

 

 

 ミラーリングを意識する

 

私には仕事や趣味で英会話の機会があるのですが、なんというか、

会話が弾む相手と不自然なまでにたどたどしくなってしまう相手がいます。

これはヘタをすると実に傲慢・不遜に聞こえるだろうし、

要は私の英会話能力がその程度なんでしょ!ということに

なるのかもしれませんが、でもホントのことなんです。

意図してないのですけどね。

 

ミラーニューロンは、その性質から「モノマネ細胞」とも

呼ばれます。

相手のしぐさや行動をマネすることをミラーリング、といいますね。

相手の動作をマネすることで友好関係をつくろう、という

心理学的なテクニックですが、

いくつか思い当たる経験があります。

 

まず幼稚園の時。

ある日、親が迎えに来るまでの園庭で、同じように手持無沙汰の

女の子となんとなく目があい、手すりを挟んで向き合って同じような

動作を互いに無言で映し合っていたら、なんだか楽しくなってしまって

そのまま一緒に遊んじゃった、ということがありました。

 

ことばは終始交わさなかったと思います。

 

アイコンタクトと行動のミラーリングだけ。

ことばによるコミュニケーションが未熟な子どもには

ごく自然なことだったと思います。

 

中学生の時も、仲の良い友達の話し方や咳払いを無意識にコピーしていて、

自分で「あれ?今のは○○ちゃんに似ていた…」と気づくことがありました。

 とにかく自然にやってしまう。

 

大人になるともうちょっと「使える」ようになってきます。

ある職場で、まだ上司と意思の疎通がしにくかった時、

同時に飲み物を持ち上げるなど、私は意識的に小さなしぐさを

同期させていました。

効き目があったかどうかは知るよしもありませんが、

まあまあ良好な関係ではあったかな。

 

 

ミラーリングを使う

 

大人同士ではミラーリングくらいで友達にはなれないとしても、

初対面の人とぎこちない空気が流れている時など、

アイスブレイク的に使えます。相手の言葉使いをマネするのもいいですね。

また、どうしても集団と歓談しなければならない ”試練” の時にも

ミラーリングは使えます。興味の持てない雑談についていけなくても、

なんとな~く仕草のミラーリングだけして参加していることができます。

HSPは無意識にやっているのではないでしょうか?

 

反対に、

ちょっと避けたいかな…という相手をやんわりと回避したい時は、

同調しそうになる動作を、こらえて わざと外すこともできます。

ミラーニューロンが「ほらほら同時にカップを持ち上げたいでしょ~」と

ささやきかけてくる時にぐぐっと我慢するのは逆に大変です^^;

 

あまりこれらを意識しすぎるとたちまち人心操作の暗黒面に陥りそうですが、

(アーロン博士も上記の動画の中でto trick people(人をだます・ひっかけるために)

共感力が使える、と言っています)

そこはそれ、HSPは道徳観念も発達しているから、そうそう道を外れたことには

ならないでしょう。

 

ここは自分のHSPとしての良さを信じる。

 

パワーにはちゃんと制御システムもくっついてくるのです。

 

普段からセンサー全開で、エネルギーを吸い取られやすいHSPは、

苦手な相手には、わざとミラーリングを外したりして防御して、

ちょうどよいくらいなのではないでしょうか。

 

 まだミラーニューロン関連はあるのですが、

長くなってきましたので

別の機会に書きます。

リンク多めで読み込み重くなっているかもしれませんね。

お付き合い、ありがとうございました。

 

P.S
文字おこしの???の部分はBobbyのような気がするんだけど

どなたか聴き取れたら教えてください!

「5人に1人」は多い?少ない?

 

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Dahlia

こんにちは。リエコです。

今週末はもう12月ですね。1年がたつのが早く感じられます。

 

 

親戚のリフレーミング

 

さて、今回は季節と絡めて「身近な人のリフレーミング」の話です。

 

自分はどうも人と違う…と思っていたらHSPだった!

では、あの体験もこの体感も、HSPということで自然なことだったのね!?という

「自分のリフレーミング(捉え直し・再構築)」が済んだ人向けです。

 

前記事との関連で、カミングアウトしたい場合、

話しやすそうな人に話していくほうがラクなわけですが、

その目星をつけるヒントにもなるかもしれません。

また、周囲にHSPがいなくて(単に見つかっていなくて、

ということだと思いますが)

孤独感をつのらせている人にも、こういう見方はどうですかな?

という投げかけです。

 

これから12月~1月にかけて、クリスマス、忘年会、新年会など

人と集まる機会が増える季節です。

特に日頃合会わない親戚と顔を合わせることも増えるのではないでしょうか。

人と会うとどっと疲れる、お誘いを断るにも一苦労するというHSPには

気の重いシーズンですよね。

このイベントシーズンへのコーピング(特定のストレスフルな状況や問題に対して

何らかの対処行動をとること)は必須でしょう。

具体的なライフハックは別の機会に譲りますが、

コーピングのひとつとして、

身近なところにHSPらしき振る舞いをする人を観察する、

ことを提案してみようと思います^^

 

また、もしこのブログを読んでくださっている方が「親」

「おじおば」「祖父母」の立場である場合、

子どもや甥姪、孫が、にぎやかな集まりで疲れ切ってしまっているのに

気づきやすいかな、という一抹の期待もこめておきます。

そういう子たちには、先輩HSPとして

ダウンタイムをとりやすいように手配してあげられますよね。

HSPは騒がしくガサツ(に見える)な親戚から

HSCを守ってあげられるかもしれません。

 

 

「5人に1人」は多い?少ない?

 

さて、HSPの割合を表す「5人に1人」という表現は、

HSP提唱者・エレイン・N・アーロン博士の数千人に対する

HSPチェックの結果に由来しています。 

 

この割合を少ないと感じるかどうかは

コップに水が半分入っている状態を「半分しかない」「まだ半分もある」の

どちらの見方をしますか?という心理テストに似ているように思います。

 

この割合は、多い(高い)のでしょうか、少ない(低い)のでしょうか。

 

 

 

どちらにしても主観ですよね。

 

(多数派ではないという意味ではもちろんHSPは少ないほうに入ります。)

 

 

私自身は、けっこうこの割合は多いなと感じています。

 

 

繊細さゆえに生きづらさを感じている最中の人は、

強烈な孤立感を持っていると思います。

 

特に、今まだ10代20代の人は、

周りが幼く人間的に未熟なクラスメートや同僚ばかりで

ものすごいしんどいのではないでしょうか。

そういう時は特にマイノリティー感がつのりますよね。

 

(HSCへ:もうちょっと生きると、

学校、家庭という閉鎖系から抜け出せて、周りも人生経験を積んできて、

交友関係を選べるようになると少しはマシになりますからね。)

 

 

親戚の中のHSP

 

HSPという気質・パーソナリティは脳神経の情報処理系統の違いによるもので

遺伝的なものらしいですから、親戚にご同類がいる確率は

高くて当然なのではないかな?と思います。

 

身近なところで交流のあったウチの親戚から。

私が子供のころの構成で考えてみます。

 

一家4人でしたから、私自身をHSP(HSC)として1人。

伯父一家が5人、伯母が独居で1人。又従姉妹(またいとこ=はとこ。

いとこの子ども同士のこと)一家が3人。これで13人。

「5人に1人」なら、親戚中にあと一人はいる計算です。

 

昔から共感力高めで正義感旺盛な、それっぽい従兄が一人いますが、

コミュニケーションのタイプは外交的、人気者タイプ、冒険野郎で、

どちらかといえばHSSのほうがあてはまりそうです。

私は小学校に上がる前、この従兄がとても好きで、彼には安心して懐けました。

親戚の集まる場面はいつも気が重かったですが、

この従兄と会えるのは内心楽しみでした。

従兄と話せる時間は、気乗りしない親戚イベントの中の

ご褒美タイムだった気がします。

 

家庭内では、私の兄弟がHSPらしいです。

音感を含めて聴覚がとても繊細です。空気読みすぎな感あり。

傍から見ていると、すべてにおいて準備万端で緊張する必要はなさそうなのに、

人前に出る時と本人はあがってしまうそうです。

癒しのもとは動物、音楽。自営。

 

私の育った家庭でHSP度が既に50%だったということです。

私の母親も無自覚なHSPぽくもありますが、

これは現時点では主観が入りすぎるので保留しておきます。

 

もっとさかのぼると、母方の祖母が、

晩年の愚痴と不平の多さからみて、ネガティブなものをぜーんぶ溜め込んで

無自覚に発散していたHSPだったかな~とも思います。

行動面も引きこもっていました。60過ぎくらいから交友関係ナシ、TVが友達。

音楽と和裁に才があり、娘時代には三味線をずいぶんとよくしたようです。

子ども時代は身体が弱く、20歳まで生きないだろうと言われたそうですが、

堂々80過ぎまで生き抜きました。

愛情は溢れんばかりにもっていた人で、身内にはただただ愛情を注ぎました。

私もおばあちゃんは大好きでしたよ。

子どもとしてしか祖母とは交流していないので、祖母の件も保留にします。

 

又従姉妹一家では、又従姉妹(はとこ)がHSPではないかと思います。

機会があれば本人に確かめてみたいところです。

彼女は、中学生のとき突然学校に行かなくなりました。

理由は誰もわかりませんでした。当時大学生だった私にお呼びがかかり、

私も理由を最後まで尋ねることなく、3年近く彼女の家庭教師をしていました。

ほぼ一日も授業に出席せず私との学習だけで、学校のテストの成績は

通学しているクラスメートよりよく、学校側が理解してくれたため、

中学校は卒業できました。

 

こうしてみると、母方の家系にHSPらしい人物が多い印象です。

(父方の親戚とは不思議と交流がなく、考える手がかりすらありません。)

 3÷13で23%くらい。HSS風の従兄を含めれば4÷13で30%、

ちょっとHSP率高めかもしれません。ユングによれば4人に1人が内向的で

これがHSPとの類似が多いそうですから(イルセ・サン2016『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』)、あながち外れでもないでしょう。

 

HSPが5人に1人、という通説を少々いい加減ながら検証して

自分の親戚関係を見渡してみて、

私はなんとなく「守られている」と感じました。

先祖代々、この血筋は群れの中に敏感な個体を維持しつつ

生き抜いてきたのかなぁと思うのです。

 

親戚は、同じ根に咲いた花なのですよね。

 

昔であればあるほど、繊細な個体は生きづらかったのかな?

反対に「なんでもあり」な雑さの中で生きやすかったのでしょうか?

 

これからのHSPはどんどんラクになるといいよね。

 

 

広い意味での「お仲間」

 

交流のあるあなたの親戚10~15人を思い浮かべてみて、

あ~、あの人HSPっぽいな…と思う人、いませんか? 

苦手な親戚の集まりで、この人といると比較的ラク、という人物です。

(だからといって一緒にいてラクな人がHSPというわけではないのが

面白いところですけど!)

 

HSPといっても、ご存じのとおり、イルセ・サン版のセルフチェックでは

50~140のHSP度の幅があります。

私は120~125くらいです。

兄弟姉妹や親戚にHSPがいそうだといっても

無限に多様な個性とHSP度の差がありますから、

もちろんそれだけで超仲良し!とか身近な理解者!になるとは

限りませんが、広い意味でのお仲間は意外と近くにいるのではないでしょうか。

 

繰り返しますが、

孤立している・孤独だ、という個人の感覚はもっともであるとして、

HSPという「気質だけ」で見ていけばご同類はそこそこいるかもよ、

そうすると孤立感に変化があるかもよ、ということが言いたいのです。

周りの人にみんなラベルを貼ってみよう「ではない」ですから、

ここはくれぐれも誤解のないようにお願いいたしますね。

 

HS(Highly Sensitive)という気質が、ヒトだけでなく

多くの生物に見られる特徴である、という論拠を引用しようと

思っていたのですが、どの本のどの箇所だったのか見つかりません(T_T) 

アーロン博士の本だったと思うのですが。

正確を期して出典を探しているうちにどんどん記事の鮮度が落ちるので、

ゴメン、今回は論拠ナシで記事更新を優先します。

完全主義からの脱却なの~と都合よくいいつつ退却します(笑)。

 

それぞれのキャパシティに合わせて、季節のイベントを楽しめるといいですね。

 

今回も、読んでくださってありがとうございます。